「財宝」に学ぶ広告戦略・マーケティングの具体例。成功する企業活動には一貫性がある。

   

先日のグラチャンバレー、韓国戦で日本がストレート勝ちしました。

 

韓国って、いつも日本戦の時だけ強いですよね。さすがというかなんというか…。

 

女子バレーも面白かったのですが。。

 

今回はグラチャンバレーにおける企業の広告戦略が面白かったので、その事について述べてみます。

 

天然アルカリ温泉水「財宝」という企業について

 

皆さん、日本女子選手の胸元に「財宝」っていう広告があって気になりませんでしたか??

 

FIVB World Grand Champions Cup

ヤフーニュースより引用

胸元に青地に白で「財宝」とても目立つし気になります。

 

財宝は、鹿児島にあるミネラルウォーター・健康食品の会社です。

 

グラチャンバレーのスポンサー「財宝」ってどんな会社?

 

ラチャンバレーのスポンサーになっている「財宝」がネット上で話題になっています。ユニホームの胸の最も目立つ部分に「財宝」と漢字のみの掲載なので、「何をやっている会社だろう」と、憶測も呼んでいるようです。

 

実は、同社はこの春から、東京ドームにも巨大看板を出しています。バックスクリーン左に、これもまた「財宝」の二文字のみの掲載。青地に白抜きで文字だけが掲載されているので、気になった方も少なくないのでは、ないでしょうか?

この「財宝」という会社は、鹿児島県鹿屋市にあるミネラルウォーターや健康食品のメーカーです。

 

1986年に設立され、1996年にペットボトルのミネラルウォーターを販売するなどで業績を伸ばし、現在は、ミネラルウォーターのほか焼酎や健康食品などを手掛けているそうです。

 

 

2016年度では、160億円にも昇る売上げを計上している財宝。この企業の凄い所はターゲットとなるセグメントの心を確実に掴んでいる、という点です。

 

財宝のHPより、商品の説明を引用します。

 

 

財宝のふるさとは鹿児島県「桜島」から10km程、南下した垂水市になります。

鹿児島のシンボルである「桜島」は現在も活発に火山活動をする活火山で、海の中に堂々とそびえる様が富士山に似ていることから郷土富士として地元の人たちに愛されてきました。

また、財宝のふるさと垂水市は森林に囲まれ豊かな自然であふれています。森林は「緑のダム」ともいわれるように、水を蓄え、浄化する働きがあります。

「桜島」のエネルギーをたっぷりと蓄え、垂水市の豊かな森林により浄化され、地下1,000メートルの深さから湧き出る財宝はまさに命を育む「自然の恵み」といえます。

 

「財宝」という天然水のストーリー

 

桜島の自然の恵みを通じて3万年もの時間をかけてエネルギーが凝縮された水を、地下1000mからくみ上げる。

 

ミネラルウォーターをただの水だと思わせない為に、大切なストーリーがそこにはあります。

 

キャッチコピーは分かりやすく「3万年前の水」。これも覚えやすい、いいコピーです。

 

第三者の科学的計測により、3万年前の水である事が実証されているそうです。

 

他の天然水にはない「価値の優位性」を3万年という時間で表現している訳です。

 

財宝と「4P」

 

ここで、マーケティングにおける「4P」について財宝に当てはめて考えてみます。

 

「4P」とは、

  • Product 製品・サービス
  • Promotion 広告・販促
  • Place 流通・チャネル
  • Price 価格

 

の四つです。

 

①製品に関しては上記の通り「桜島」「3万年前の水」という競合にはない独自性を持っています。

 

②次に広告・プロモーション:天然水・焼酎という製品から考えて、ターゲットは50〜70代くらいの男性です

 

だからこそ、財宝はおじさんがよく読む新聞広告に力を入れている。

 

さらに昨日、凄い数のおじさんが女子バレー選手の胸元を見ていますwこれほど的確な広告の打ち方はない。

 

③流通・チャネル

財宝は「ミネラルウォーターの通販売上げ日本一」です。新聞やファックスでの受付、ネットでの申し込みが流通・チャネル戦略です。

 

新聞広告→そのまま申し込みというスムーズな流れができています。

 

チラシデザインサンプルさんより引用

↑このまま電話してしまえばいいだけなので、50〜70代のターゲットセグメントでも簡単に注文できます。

 

④価格

2リットル205円という、価格としても高価すぎない買いやすい値段です。そして通常は6本入りの箱で購入します。まとめて購入してもらう仕組みが出来ています。

 

 

まとめると、

 

ターゲット「50〜70代くらいの男性」

 

  • Product 製品・サービス 「桜島」「3万年前の水」という優位性
  • Promotion 広告・販促 「新聞」「女子バレー選手の胸元」
  • Place 流通・チャネル 「新聞からそのまま電話で申し込み」
  • Price 価格 「2リットル205円」「6本入りの箱買い」

 

ということです。

 

 

ターゲットの年齢層に対して、一貫した戦略ができているのが分かるでしょうか??

 

もしこれが20代〜40代の女性がターゲットなら、商品名も「財宝」にはならんでしょう。

 

あのいかつい書体もだめです。可愛い文字で「南アルプスの〜」という感じになるはず。

 

セグメントが変われば、戦略もこんな風になるでしょう。

 

 

Product (製品):「ファスティング」「余分なものを流してくれる」「南アルプス」「体を浄化する水」

Promotion(広告・販促):テレビCM・YouTubeでのCM 起用するタレント土屋多鳳 「私はこの水で体をつくる」「ファスティング用サプリの無料プレゼント」

 

Place(流通・チャネル): コンビニなど

Price(価格): 150mlペットボトル100〜150円。

 

 

いま適当に考えたので穴だらけだと思いますが、描けるストーリーが全然違うと思います。

 

同じ水でも全然表現の仕方が違うのが面白くないですか??

 


まとめ

 

強い企業というのは、ターゲットセグメントに対して一貫した戦略を取る事ができています。今回は財宝を取り上げて考えてみました。

 

 

ターゲットを選定し、一貫した戦略を「4P」で考える。

 

皆さんのお仕事でも是非活用してみてください。

 

 

どうもありがとうございました^^

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